ワークブックルーム営業日誌

大阪の漫画ブックカフェ&ワークスペース「Waq Book Room」のブログです。

11月6日の営業日誌

こんにちは、大阪・天王寺の読書&ワークスペース カフェ『Waq Book Room』です。

今週の新入荷はこちら。

別冊spoon. Vol.58 2Di 「サイコパス2」表紙巻頭特集 62485-65 (ムック)

別冊spoon. Vol.58 2Di 「サイコパス2」表紙巻頭特集 62485-65 (ムック)

 

 毎回アニメグラビアが非常に豪華な、女性向けアニメ雑誌Spoon.2Diの最新号。すみません、これはオススメやらなにやらではなく、純粋に店主が某水泳アニメのグラビアと付録目当てに購入したものです。てへ。

現在のカウンター裏。付録のクリアファイルがちょうど飾れました・・・はわわわ。

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今回は臨時でSpoon.2Diを入荷しましたが、アニメ雑誌は、基本的にNewtypeを毎月入荷していますので、男性はこちらをどうぞ。現在お店には2014年8月号~置いてあります。

Newtype (ニュータイプ) 2014年 11月号 [雑誌]

Newtype (ニュータイプ) 2014年 11月号 [雑誌]

 

 

さて、クリアファイルにも応援されつつ、今日はお店番をしながら蔵書のマンガレビューも書き始めました。

30代未婚の現実は、どこまでも厳しい・・・!『東京タラレバ娘』(1) - ワークブックルーム営業日誌

 

こちらもどんどん増やしていきたいのでがんばります~。

今週は、明日明後日どちらも14時からラストオーダー21時までフルオープンです。ではまた明日!

30代未婚の現実は、どこまでも厳しい・・・!『東京タラレバ娘』(1)

東京タラレバ娘(1) (KC KISS)

東京タラレバ娘(1) (KC KISS)

 

 →Kindle版:東京タラレバ娘(1)

あらすじ

『5キロ痩せて、今よりキレイになったら、もっといい男が現れる!』

『その人を、好きになれればケッコンできる!』

そんなタラ・レバを言っているうちに、気が付けば33歳、独身、彼氏なしの三重苦主人公・鎌田倫子。

『あのとき、ああしていたら』・・・

『もっと頑張ってれば』・・・

タラレバ続きで、このまま独りで生きていく? そんなの、耐えられない!!タラレバ娘たちの、明日はどっちだ!?

 

主に泣いてます』『海月姫』などで人気の、東村アキコ先生の新作です。31歳独身のワタクシとしては、あらすじを読んだだけで非常に「怖い」テーマなのですが、発売直後からネットでも話題になっていたため、誘惑に負けて購入しました。

本作の主人公・鎌田倫子(33)は、この第1巻の前半で「10年前にフッた男に逆に失恋(?)」し、後半では「若さを武器にした新人に仕事を奪われ」ます。散々すぎる展開ですが、そこはさすがの東村作品。爆死しては飲んだくれる倫子たち「アラサー女子」達の、魂の叫びと葛藤が痛快に描かれます。

 タラレバ言ってもしかたがない?恋も仕事も30女は「お呼びでない」?じゃあ、どうしろっていうんだ、バカヤロー!!

読者としても、倫子ら「タラレバ娘」たちの主張にウンウンと頷きながら、(問題は何も解決していないのだけれど)なんとなくすっきりした気分になれます。

さすが東村先生や・・・そこいらに転がる、我々の心の地雷を踏み抜いていく凡百の少女マンガたちとは、ひと味もふた味も違うぜ・・・と、東村節に酔いしれ、なんとなく成仏できそうになった読者の心。

だがしかし。

現実は、甘くない。そして本作品だって、甘くはないのです!この1巻のキモは、ラストの1話、さらには最後数ページにあると言っても、過言ではないでしょう。

1巻のラスト数ページに仕込まれた、倫子に訪れる圧倒的な『少女マンガ的展開』。

それを目にしたとたん、気持ちよく成仏しそうだった私の心には、滝のように冷や水が浴びせられ・・・読了した目の前には、読む前よりも厳しく感じられる現実が、静かに広がるのでした。

『どれだけ倫子達に共感したって、しかたがないタラ!!』

『お前の生活は1ミリも変わらないレバー!!』

タラちゃんとレバちゃん(作中で、酩酊状態の倫子の目の前に現れて彼女を厳しく叱咤激励?する、白子とレバ刺しの妖精さん達)の声が、聞こえてくるよう・・・。このあと、丸1日打ちのめされた気分が持続するほどに、なかなか素敵な読書体験でした(遠い目)。

ネタバレになるため、ラストの詳細は避けますが、リアル・タラレバ娘たちの心を気持ちいいほど打ちのめしてくれる(そしていつかはまた、励ましてくれる?)快作に違いありません。

 

オススメレビュー(本文画像付き)

アラサー女子マンガとは危険ドラッグだ!『東京タラレバ娘』が繰り出すアメとムチ - マンガHONZ

11月3日の営業日誌

こんにちは、大阪・天王寺の読書&ワークスペース『Waq Book Room』です。

月曜祝日で3連休といわれた今週ですが、当店は土・日は休業で、金・月のみの営業でした。今後もこちらの都合により、「金土日」営業をベースにしながら、祝日も、可能な限り営業していきたいと思っています。

 

さて、オープン前から、スタッフが頭を捻り続けた、本棚作り。「いろんなマンガと出会える場所を作りたい」というのが店主の目標であり、この数ヵ月は、ずっとお店に並べるマンガのことを考え続けていたような気がします。準備中はよく『こんな王道を外したラインナップで誰が楽しんでくれるのだろう・・・』と胃が痛くなったりしたものですが、『売れ線のマンガを読むことは、他にたくさんあるインターネットカフェや古本屋で、いくらでもできるじゃないか・・!』と言い聞かせ、できるだけ自分の好みのマンガや書籍を集めてきました。

また、オープン前までは、とにかく「短~中編で、既に完結しているか、ある程度で一つのお話が終わる連作形式の作品」をメインに蒐集しました。店内で読み切って楽しんでもらえる作品をある程度揃えておきたかったことや、一般的に、短めの作品のほうが、長編タイトルよりもスポットが当たりにくいこと(だからこそ紹介したい)、などの理由からです。

そういったコンセプトで出来上がった本棚の一部が、先日ブログで箇条書きにした蔵書リストになります。

 

さて、その反動もあってか、実際に営業を開始した現在は、比較的「話題の作品(でスタッフがオススメするもの)」を入荷する傾向にあります。

 

この2週間の新入荷タイトルはこんな感じ。

 

新装版 寄生獣(1) (KCデラックス アフタヌーン)

新装版 寄生獣(1) (KCデラックス アフタヌーン)

 

アニメ化・実写映画化で話題の寄生獣の新装版全10巻を、まとめて入荷。

 

 また、少女マンガで話題の2タイトルの最新巻も。

脳内ポイズンベリー 4 (クイーンズコミックス)

脳内ポイズンベリー 4 (クイーンズコミックス)

 

 

逃げるは恥だが役に立つ(4) (KC KISS)

逃げるは恥だが役に立つ(4) (KC KISS)

 

 →Kindle版:逃げるは恥だが役に立つ(1)

 

新作タイトルも、「これは面白くなる!」と期待値が高いものばかりです。

すみっこプリマ U-15 1 (リュウコミックス)

すみっこプリマ U-15 1 (リュウコミックス)

 

 

わたしは真夜中 (1) (バーズコミックス スピカコレクション)

わたしは真夜中 (1) (バーズコミックス スピカコレクション)

 

 

東京タラレバ娘(1) (KC KISS)

東京タラレバ娘(1) (KC KISS)

 

 →Kindle版:東京タラレバ娘(1)

 

各作品、コメントを付けていくと非常に長文になったので、今後はそれぞれについてのレビュー記事も書いていけたらいいなと思います。

 

来週も引き続き、いくつか新タイトルを入荷する予定ですので、お楽しみに!

来週の営業は通常通り、11/7(金)・8(土)・9(日)の14時~21時ラストオーダーです。

 

当店の蔵書紹介<完結済みコミックス編> 2014年10月版

大阪・天王寺にオープンした読書&ワークスペース『Waq Book Room』。

当店のコンセプトの一つが「漫画中心の蔵書を、自由に読んでもらえる書庫(bookroom)」であり、オープンしたての現在、500冊超の蔵書があります。

 

今回は、これら蔵書のうち、完結していて全巻読破して貰えるコミックス達、を一覧で紹介していきます。ご来店の参考にして頂ければ幸いです。

 

レベルE (Vol.1) (ジャンプ・コミックス)

レベルE (Vol.1) (ジャンプ・コミックス)

 

 全3巻。→Kindle版:レベルE 上 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

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はじめまして、ワークブックルームです。

はじめまして。このたび、新しくはてなブログを開設しました、「Waq Book Room(ワークブックルーム)」です。

 

当店は、大阪・天王寺(阿倍野)エリアに10月に開店したばかりの、わずか6坪の小さなお店。

お店のテーマは『(マンガ中心の)読書&ワークスペースです。もう少し一般的な表現として『マンガ専門ブックカフェ』とか『漫画喫茶』等々を名乗っています。

店内には、マンガをはじめとする書籍(現在約600冊)と、Wi-Fi環境、各席で利用可能なコンセント設備をご用意しています。カフェを名乗るには飲食メニューが少ないのですが、長居歓迎ですので、気軽に読書をする場所として、また、作業スペースとして、ご利用いただければ嬉しいな~、と思っています。

店主が副業として始めたお店のため、週末(金土日)のみの営業であったり、料金設定も採算度外視だったり、まだ開店したばかりですので、いろいろと定まっていない部分もありますが・・・手探り営業真っ最中です。

料金などの詳細は、ホームページをご参照ください。

http://waqbookroom-osaka.jimdo.com/

 

そして、オープンする前から、店舗用のブログをライブドアさんで作りかけていたのですが。店主がもともと「はてなユーザー」であることから、どうしても他のブログサービスに馴染むことができず、結局こうしてあらためて、はてなブログを開設することにしました。

(作りかけた旧ブログ:Waq Book Room へようこそ!

 

今週の営業は、もう少しで終了しますが、今後は当ブログでも情報を発信していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

なお、リアルタイムでの情報更新はTwitterで行っていますので、そちらもご参照ください。