1月の営業日誌をまとめてどーん
(終わってしまいました……)
というわけで、こんにちは!大阪・天王寺の読書&ワークスペース『Waq Book Room』です。蔵書がマンガだらけのブックカフェつまりは漫画喫茶、また、長居歓迎・ネット環境&電源利用自由の小さなワークスペースとして、週末限定で営業しています。
まるまる1ヶ月ブログ更新せず、新年のご挨拶も無しに2月になっちゃった・・・お店は1月3日から、無事に営業しております、本年もよろしくお願いします(いまさら)。
近況ですが、お店のカウンターで使用していた小型ノートPCがいよいよ動いてくれなくなって、おまけにウイルス対策ソフトの更新時期になり、お役御免となりました。ブログの更新が停止していたのもその影響、のはず(家で書けば?というご指摘はそのとおりなんですが・・・)。お店では代わりにiPadを使っているのですが、利用しているはてなブログがiPadやiPhoneに冷たくて、ブログの更新はなかなか思うようにできない状況です。年度末を乗り切ったら、まずは新しいPCを買うぞー!
それから近況もう一つ、お店の本棚を増設しましたー☆
奥が新設本棚。パーテーションとの一体型を選びましたが、かなり良い感じ!今年もまだまだ蔵書が増やせそうです。
それでは次に、1月に入荷したマンガや雑誌を一気にご紹介します。
- 作者: 三浦建太郎
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2014/07/29
- メディア: コミック
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ハイキュー!!は、1~10巻までセットで一気に入荷しました!
- 作者: 角川書店
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2015/01/10
- メディア: 雑誌
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- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2014/12/06
- メディア: 雑誌
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先月(2015年1号)から始めた少年ジャンプ本誌の入荷も続けております。全部お店に置いてありますので、バックナンバーを読み逃してしまった方はご活用ください!
そして最後に大事なお知らせ。当店、2月から3月にかけて、たくさんのお休みを頂きます(店主の旅行や兄弟の結婚式など、とても他愛ない理由です、すみません・・・)。
営業情報に関しては、詳細をお店のフェイスブックページおよびホームページに掲載しています。このブログでも、あらためて別記事にしてお知らせしますので、ご確認をよろしくお願いします!
それでは、また!
12月28日の営業日誌
こんにちは、大阪・天王寺の読書&ワークスペース『Waq Book Room』です。蔵書がマンガだらけのブックカフェもとい漫画喫茶として、また、長居歓迎・ネット環境&電源利用自由の小さなワークスペースとして、週末限定で営業しています。
前回の当店的2014年コミック総括記事(当店的 このマンガがすごい!と思いました 2015 - ワークブックルーム営業日誌)からあっという間に半月が経ち、本日28日が当店の年内最終営業日です。
そして2015年1月は、3日が初営業日となります。
いつも通り、14:00 Open 〜 21:00 Last Order。
また、翌4日も営業しますが、17時Openとなりますのでご注意ください。
ちなみにその翌週、1月11日(日)も17時Open予定です。冬コミ参加は断念した店主ですが、この日はスパコミ関西(https://www.akaboo.jp/neo/event/p0079.html)に行ってきてからの営業になります……(^_^;
その他の日の営業に関しては、ホームページ左側の営業予定をご覧ください。
さてお次は、営業日誌もしばらくサボってしまったので、年末に駆け込み入荷した作品達をご紹介します。
まずは10月11月の新刊コミック。
- 作者: 中村ゆうひ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/10/17
- メディア: コミック
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- 作者: 佐久間結衣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/11/21
- メディア: コミック
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- 作者: みずしな孝之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/11/21
- メディア: コミック
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また、このマンガがすごい!等各種ランキングをうけて、話題作も入荷しています。
- 作者: ゆうきまさみ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/07/30
- メディア: コミック
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- 作者: 森本梢子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/05/23
- メディア: コミック
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- 作者: 柏木ハルコ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/08/29
- メディア: コミック
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ちーちゃんはちょっと足りない (少年チャンピオン・コミックスエクストラもっと!)
- 作者: 阿部共実
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2014/05/08
- メディア: コミック
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そして、雑誌部門。これまで定期入荷しているのはアニメ誌・月刊Newtypeのみだったのですが(その他の雑誌は特集記事に応じて不定期入荷)、2015年1号から週刊少年ジャンプを毎号入荷してみることにしました。こちらもご利用ください。
Newtype (ニュータイプ) 2015年 01月号 [雑誌]
- 作者: KADOKAWA
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2014/12/10
- メディア: 雑誌
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- 発売日: 2014
- メディア: 雑誌
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以上、新入荷案内でした。
お知らせ事項は以上なので、最後に2015年に向けての抱負など。
2014年春にお店を立ち上げることを決めて、今年はとにかく「開店」という目標は達成できました。しかも、実際にお客様ご利用いただけて、店主としては、感謝の気持ちと満足感でいっぱいです。
2014年はとにかくお店としての体裁を整えることに一生懸命でしたが、来年は、さらに多くの方にこの当店のことを知っていただけるよう、もうすこし積極的に、外向きにもアピールしていきたいです。
とはいえ、まだまだお店としての魅力や使い勝手には、至らない部分が多いですので、ご提供する内容の充実も引き続き図っていくことを第一に考えていくつもりです。
ふわふわした店主ですが、ぼちぼちと頑張っていきますので、来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
当店的 このマンガがすごい!と思いました 2015
こんにちは、大阪・天王寺の読書&ワークスペース『Waq Book Room』です。蔵書がマンガだらけのブックカフェもとい漫画喫茶として、また、長居歓迎・ネット環境&電源利用自由の小さなワークスペースとして、週末限定で営業しています。
さて、先日、「このマンガがすごい!2015」が発表されましたね!
この機に乗じまして、当店も、マンガを扱うお店のはしくれとして、2014年の振り返りをしてみたいと思います。お店の開店準備に伴い、今年は比較的たくさんのマンガを読みましたが、新刊はあまり読んでいない気がする・・・そんな店主(30代女性)による偏った選評ですが、よろしければご覧ください。
(本当は本家のランキングが発表される前に書き上げたかった記事なのですが、間に合わず後出しになってしまいました)
対象は、このマンガがすごい!に準じて、2013年10月~2014年9月にコミックが発売された作品。オトコ編・オンナ編、それぞれ5作品ずつ選んでみました。
このマンガがすごい!と思いました 2015
オトコ編
今年は、月刊アフタヌーン電子書籍化に伴い、久しぶりにアフタヌーンの毎月購読を始めました。そこで出会ったのがこの作品。中学生時代にちょうどこの時代の詩歌の世界にカブレかけたものの一瞬で挫折した私にとっては、あらゆるタブーをぶち抜いてくるヤバすぎる作品で、震えました。
実在の詩人達を「モチーフ」に、まさに妄想濃度150%でぶつけてくる本作。広くオススメできるものではないですし、自分自身の腐女子としての暗部も照らされるような一品のため、当店にも置いていない(!)のですが、個人的に2014年を振り返ると外せない作品のため、思い切って一番に挙げておきます。
内容についてはこのレビュー記事が詳しいです。
イカれた仲間はだいたい詩人! 日本近代詩のファンタジア『月に吠えらんねえ』 - マンガHONZ
「オタクを卒業できない」 人間にビシビシ突き刺さってくる作品です。
先月発売された第2巻はまだ積読しているのですが(怖くてなかなか読めない)、オタクと加齢、それがもっともシビアに影響するコスプレの世界を描いています。
もともと2013年にちばてつや賞を受賞した読み切り版があり、それが半年後にTwitterなどのSNSで話題に。私もこの時に読みきり版を読んで衝撃を受けたのですが、それを機に今年、連載が開始。読み切り版ではゴスロリと主人公の葛藤でしたが、連載版はコスプレが題材になり、“二次元のキャラクターにいかに近づくか”という命題が付加したことによって、さらにヒリヒリした作品になっています。1巻ではまだ救いがあったのでホッとしましたが、2巻以降ははたして・・・?(怖い!)
<読み切り版> 連載版第1話もWebで読めます。
コンプレックス・エイジ/佐久間結衣 コンプレックス・エイジ 【第63回ちばてつや賞入選作品】 - モーニング・アフタヌーン・イブニング合同Webコミックサイト モアイ
今年、本屋での推され方が尋常じゃ無かった印象の本作。人外×少女というテーマから、奇をてらったお話かと思いきや、内容は英国のクラシックなファンタジーをベースにした丁寧な作品。
インパクトのある「目新しさ」を求めると拍子抜けするかもしれませんが、「意外と最近こういった作品無かったよね?」と個人的にはとても好ましく読めました。最近のファンタジーというと、入江亜紀先生をはじめとするハルタ系作家さんの流れが強かった印象ですが、絵柄の流行が少女漫画に寄りすぎている感もあったため、本作くらいが読みやすい人も多いのでは。これがガンガンの流れを汲むマッグガーデン発というのも個人的には嬉しい。
All You Need Is Kill 2 (ジャンプコミックス)
- 作者: 小畑健,竹内良輔,安倍吉俊,桜坂洋
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/06/19
- メディア: ペーパーバック
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全2巻、完結していますが、やっぱり面白かったな、ということで。私は映画版も原作小説にも触れておらず、このコミック版を読んだだけなのですが。ダレずに2巻で一気に決着させた構成も素晴らしいし、何より戦闘シーンなど、緻密でありながらメリハリが利いてスッキリした小畑作画の真骨頂をこれでもかと見せ付けられる快感がやばかったです。
5作品目、迷いましたが、昨年の8位にもランクインしていた『甘々と稲妻』を敢えて推しておこうと思います。
昨年は1巻発売直後にも関わらずトップ10入りを果たした本作。ただ個人的には、「グルメ(お料理)もの」かつ「子育てもの」というウケる要素をこれでもかと盛り込んでいる作品(さらには「教師と女子高生もの」でもある)であり、1巻での上位入賞は、ランキング物でありがちな先走りでは・・・?と感じていました。また、「妻を亡くした子連れ教師が、担当クラスの女子高生と、彼女の家で一緒に料理をする」という、見方によっては「それ、アウトだろ」という設定もどう扱っていくのか・・・2巻以降にあまり期待が持てなかったのです。
しかし、今年、2巻3巻と話が進み、主要キャラクター達の距離も変化したり縮まったりはしているのですが、それをいやらしく見せることなく、とても丁寧に話数を重ねています。1巻よりも、それ以降の展開こそ評価されるべきと思い、今回選んでみました。
オトコ編選外
タイミング的にも、公式のオトコ編1位はこれで間違いないと思っています*1。週刊少年マガジンの懐の深さを見せつけられました。ただ、「自分自身の好み」を突き詰めた結果、5作品からは外しています。
今年出会った作品。古き良き流れを汲むラブコメディ。個人的にすごくツボです!
今年出会った作品その2。みずしな作品は読んだことがあったものの、ムーコのことは今年の夏まで知らなかったので、今すごくマイブームです。
短編を1冊挙げるなら、これを。入学式の日に女子高生の身にふりかかった日常SF。
作者インタビュー&試し読みはこちらから。松井先生の次回作楽しみにしています!
「あの夜、エゾシカをはねなければ、漫画家にはなってない」初単行本『四月八日のまえがきに』発売中、松井信介氏インタビュー - コミスン(comic soon)
みえちゃんち 秀良子名作劇場 1 (ビッグコミックス 秀良子名作劇場 1)
- 作者: 秀良子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/09/12
- メディア: コミック
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昨年に引き続き、一般誌での秀先生のご活躍が嬉しい。しかも、相変わらずBL作品も素晴らしいという。ジャンルに関わらず、毎回新作を読むたびに五体投地しています・・・。
この『みえちゃんち』も素敵な短編集なのですが、一般誌の読者さん向けの〝自己紹介〟的な位置付けだと思いますので、あえて選外に。まだまだこんなもんじゃないです、という勝手な期待を込めて。
オンナ編
個人的には本作はオトコ編では?と思うのですが、なぜか昨年のオンナ編ランキングの11位に入っているので、こちらで。今年はアニメのヒットにより知名度が確立され、おそらく男女問わず広く読まれたことと思いますが、巻数を重ねるごとに勢いも増していて、今、とにっかく面白い作品です。
珈琲いかがでしょう 1 (マッグガーデンコミックス EDENシリーズ)
- 作者: コナリミサト
- 出版社/メーカー: マッグガーデン
- 発売日: 2014/09/13
- メディア: コミック
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今年の猛プッシュ枠。
移動珈琲ショップのミステリアスな店主が、いろんな悩みを抱えるお客に珈琲を振舞っていくお話です。珈琲というテーマ、表紙の雰囲気から、ほっこりハートフルストーリーを想像するのですが、お話は予想外に骨太でビター。とにかく、登場人物の追い詰められ方が半端じゃない話が多いのですが、彼らが抱えるのはどれも私達も身に覚えがある悩みばかり。そんな彼らが、珈琲を通してまた前を向いて進んでいこうとする姿に、読者も元気付けられる…意外とパワフルな作品なんです。
1話はこちらから読めます!デフォルメされた絵柄やノリが合わない場合もあるかもしれませんが、2話以降もっと面白いですので、続きもぜひ。
珈琲いかがでしょう/コナリミサト - マッグガーデンコミックオンライン
東村作品、『かくかくしかじか』の話題も多く耳にするのですが、私は不覚にも未読なのでこちらを・・・まだ1巻が出たばかりですが、1巻に詰め込まれたあの勢いと熱量を考えると、選ばざるをえない一作です。
当ブログでのレビューはこちら ↓
30代未婚の現実は、どこまでも厳しい・・・!『東京タラレバ娘』(1) - ワークブックルーム営業日誌
全5巻で完結予定ということですが、4巻も非常に面白かったので!
表紙の5人のキャラクターが、主人公の脳内?で、議論を重ねながら主人公の行動を決定していくという仕掛けが楽しい作品。主人公・一子は、この5人の存在を認識しないので、物語の当初は彼らの会議の結果どおりに動く「器」のような存在だったのですが、物語が進むにつれて徐々に彼女自身のキャラクターが立ってきます。そして、皆がいくら会議を重ねても、結局、一子は不毛な(?)恋に邁進していくことに・・・。
正直、恋のお相手となる男性陣も、そして主人公である一子がとる行動も、読者としては「えー!」っと突っ込まざるを得ないところが多いのですが、世の中ってそういうものだよね・・・!と唸らされます。とはいえ、水城作品の中では、かなりポップに読める作品のはず。独身女性の率直な意見がバシバシ出てくるので、男性には読みづらいかもしれませんが…?
脳内キャラクター達と一緒に「しあわせって何だ!?」と考えさせられます。
最後に何を挙げるか迷ったのですが。巻数の付いてない単巻作品は、今年しかプッシュするチャンスが無いので、本作を。
タイトルどおり、「食べるところ」をテーマにした短編連作集(グルメ漫画には非ず)。多作だし描かれる内容も幅広いヤマシタ先生ですが、私はこれくらいのテイストの作品が好きです。ヤマシタ節ともいえる軽妙な会話劇が中心なのですが、飛び交う台詞からそれぞれのキャラクターを浮かび上がらせていく手腕にはいつも感服します。
オンナ編選外
昨年ぶっちぎりの面白さだった本作の勢いは今年も衰えず。ただ、3巻以降、主人公・みくりが積極的になるに比して露になる平匡氏の「めんどくささ」に、私自身の乙女心が引いてしまって。そんな、平匡さんのアレさこそ、現実でも女性陣が頭を抱えるあるあるなので、読んでて面白いところなんですが・・・私はそこで、みくりのようには頑張れません!(蘇る古傷)。そんな超個人的な理由から5作品からは外してしまいました。
(月刊COMICリュウ掲載なので、オトコ編なのかも、と思いつつ、内容的にはオンナ編だと思います)
実は、Webで1作目を読んだだけで、コミックスをまだ入手できていません。が、この1話だけでコミックスを探し回らせる力があります。早く、もっとたくさんこの著者の作品を読みたい!
というわけで、試し読みはこちらから。
感想と宣伝
いかがだったでしょうか。振り返りながら、自分の守備範囲の狭さをあらためて感じたり・・・(話題作でも読んでいないものが多すぎる)。結果、オトコ編5作品は比較的当たり障りな~い感じになり、一方でオンナ編の偏りが酷い!自意識高い系アラサー女性向けマンガしか読んでない気がします。でも、自分に合わない少女漫画を読むのは、めちゃくちゃヒットポイントが削られる行為なので、どうしても読まず嫌いになってしまうんですよね・・・。
さて、当記事で挙げた作品のほとんどは、当店でもお読みいただけます(『月に吠えらんねえ』『凪を探して』以外のすべて)。ご興味ある方は、当店にも是非遊びに来てください。店主はカウンターでマンガを読みながら、お店番しております!
当店についての詳細は、ホームページをご参照ください。
http://waqbookroom-osaka.jimdo.com/
*1:実際1位でした
12月5日の営業日誌
こんにちは、大阪・天王寺の読書&ワークスペース『Waq Book Room』です。
あっという間に2週間、ブログ更新をさぼってしまいました。書きかけの記事はあるのですが、お店用のノートPCの調子が悪くて投げ出してしまって・・・今週完成させてアップしたいです。
さて、その間にまたマンガをたくさん入荷してしまいました。後先考えていなかったため、本棚がいっぱいになってしまい困っています・・・メイン本棚は、前後二列に陳列できるタイプのため、実際にはまだ余裕があるのですが、現在刊行中の作品や巻数の少ない作品は、後ろに収納するわけにはいかないので前列がいっぱいに。今後の本棚の増設の方法に頭を捻っています。
以下、入荷作品紹介。旧作から。
Mind assassin (1) (集英社文庫―コミック版)
- 作者: かずはじめ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/04
- メディア: 文庫
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文庫版全3巻!
文庫版全6巻!
全25巻!
全10巻!
全6巻!
- 作者: ヤマザキマリ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
- 発売日: 2012/09/01
- メディア: Kindle版
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全6巻!
テルマエは、店主のミスで当初5巻までしか入荷しておらず、申し訳ありませんでした・・・最終巻まで揃えました!!
そして新作。
ヤマダ先生の新作。休業明けの作品である影響もあってか、これまでの作品よりもヒリヒリした、ビターな出だしです。
こちらも新作。王道ファンタジーかと思いきや良いおっぱいでした!
雑誌も入荷しています。
Newtype (ニュータイプ) 2014年 12月号 [雑誌]
- 作者: KADOKAWA
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2014/11/10
- メディア: 雑誌
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今月のニュータイプは映画『楽園追放』特集。虚淵玄氏のインタビューをはじめかなりの読み応えでしたのでおすすめです。そしてtwitterでも騒ぎましたが、まずこの映画がすごくオススメ・・・!!
パンフレットの入手が一時的に困難になった劇場もあるようですが、当店にも店主私物のパンフレットを置いていますので、ご希望の方はお申し出くださいませ。
本日の営業はもうすぐ終了。毎月の第一土曜日は、店主の都合によりお休みをいただいております。次回営業は明後日・日曜日です。それでは!
11月16日の営業日誌
こんにちは、大阪・天王寺の読書&ワークスペース『Waq Book Room』です。
金曜日にお休みをいただいたこともあり、今週の営業はあっという間に終わってしまいそうです(あと1時間弱)。
気が付けば、開店から1ヶ月。おかげさまで期待よりも多くのお客様にいらっしゃっていただき、楽しく店番をさせて貰っています。
さて、今週の新入荷作品。
エビアンワンダー 1 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
- 作者: おがきちか
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2005/11/25
- メディア: コミック
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完全版の発売で話題になったエビアンワンダー。店主も完全版を購入したため、自宅のZERO-SUMコミックス版を、お店用に持ってきました。今回再読して、長編になりがちなファンタジー作品の中、コミックス全4巻ながら出色の出来だとあらためて感じています。
本編が完結したことで話題になっていた四コマ漫画『WORKING!!』。いまさらながら、当店には5巻までを入荷しました。
こんな感じで、新作旧作にとらわれず、スタッフの好きなマンガをじわじわと増やしています。
あと、コミックレビューももう1本書きましたので、こちらもどうぞ。週1本ペースでは紹介したい作品が全然追いつかない・・・頑張ります。
このリズム、読んで「体感」してほしい!『すみっこプリマ U-15』(1) - ワークブックルーム営業日誌
来週は、金土日月と、初の4日間フルで営業予定!14時~22時の営業です。飲食のメニューを見直したり追加したりすべく準備中ですので、お楽しみに!
このリズム、読んで「体感」してほしい!『すみっこプリマ U-15』(1)
- 作者: 三ツ沢大介
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2014/10/11
- メディア: コミック
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あらすじ
泉中学校の筋肉フェチ少女・タンゴは、転校してきた美少女・ボタンの均整のとれた肢体に一目ぼれ。自分が所属するフットサル部に勧誘する。見学に行ったボタンは、成り行きでチーム戦に参加することになり・・・
泉中学女子フットサル部、始動します!
巷で、『コマ割りが面白い』と話題になっていたことで知った作品です(⇒『すみっこプリマ U-15』は「スポットライトを浴びるプリマたち」になるだろう - たまごまごごはん)。そんな話題性と、表紙の絵柄やデザインにも惹かれ、全くの初読で購入しました。
まず、コマ割りについて。四コマ漫画表現の新境地についての話題は、これまでも耳にしたことがありました(⇒イラスト性と漫画性が高度に融合した、神秘的な世界観の4コマ漫画――はりかも『夜森の国のソラニ(1)』 - よつぎりポテト)。ただ、四コマ的手法でスポーツマンガ、しかもフットサルという、『ボールが横に動く』競技を描くというのは初の試みなのではないでしょうか。
そんな風に気構えして挑んだものの、実際に読んでみると・・・すごく自然にするすると読めて、ちょっと拍子抜けしてしまったくらいでした。
作者さん自身、後書きで『最初4コマ、途中からノーマルのコマ割りにシフトしていく』『結果的にイレギュラーな見た目のマンガ』と仰られていますが、何も気負わずに最初から読んでいけば、そのイレギュラーさが「鼻につかない」。奇をてらって押し付けてくる感じはありません。むしろ、縦方向のコマの幅は、読者の読み進めるテンポを計算して構成されているので、とても読みやすい。変則だけど、とっつきにくさは無く、むしろコマ割りなどを意識せずに気軽にマンガを読む人なら、「普通のマンガとどこが違うの?」と言っちゃいそうな雰囲気です。
このコマ割り、『作品にメリハリをつける手段として』三ツ沢先生自身が始めた手法で、連載にあたって編集部もその形式を採用したとのこと。ちょっと話がズレますが、最近はWebやスマートフォンの縦スクロール形式に合わせたマンガ構成が重視されるケースもあり、縦方向の視線移動・テンポのつけ方を考える上でも、本作は成功例としてお手本になるんではないでしょうか。
『すみっこプリマ』(1)、読み始め。なるほど、4コマ漫画のリミテッドさと自由なコマ割り漫画の中間というかハイブリッドというか、不思議な読み味ですね。感覚的に例えるなら、そう、端正に整えられた盆栽を眺めるかのような……(なんだそりゃ) pic.twitter.com/16r0W1O9Ap
— みやも(大阪府) (@miyamo_7) November 12, 2014
正直、描いてる時は盆栽を剪定してる感あります。>RT
— 三ツ沢大介・すみっこプリマ①発売中 (@tamisoso) November 12, 2014
twitterより。
・・・と、結局コマ割りの話に行数を割いてしまいましたが、個人的には、本作の推しは画作りよりもストーリー(本題ここから)。
本作のような、フェティッシュな絵柄と洗練された画面構成、とくれば、実際のところ、お話自体はやや物足りない作品も少なくありません。正直、本作も、冒頭の第1話を読んだ時点では、控え目で受動的な主人公に加え、一斉に登場したフットサル部メンバーもキャラがつかみきれず、そのまま本格的な試合シーンへと突入してしまったため、読み手としてはいまいち乗り切れないところがありました。
ただ、2話以降は一転して、各話ごとに、その1話でつかめなかったキャラクター達一人ずつをメインに据えたお話となっており、この各エピソードがとても良い!中学生らしい悩みを抱えた女の子達の姿が丁寧に描かれています。試し読みの機会があれば、ぜひ2話以降まで読んでくださいね!
というわけで、「フットサル部」という入れ物の中で女の子達がキャッキャする話かと思えば、ガチなフットサルの試合の描写で裏切られ、でも作品の肝は試合ではなくキャラクター達の内面描写にあるという、何度も想定を超えてくれた1冊でした。
もちろん、学園ものらしい「女の子がたくさん出てくるマンガ」としての楽しみもありますし、単純な属性ではなく、体格や言葉遣いなどディテールからキャラクターが浮かび上がってくる様は「ツウ好みの萌えマンガ」と言ってもよいのではないでしょうか。
1巻終盤では、キャラクター紹介が終わり、初めての他校との練習試合の話に突入しています。2巻以降、どのようなバランスで話が構成されるかはわかりませんが、主人公・ボタンのことが、まだほとんど語られていないので、その描かれ方も楽しみです。
11月9日の営業日誌
こんにちは、大阪・天王寺の読書&ワークスペース『Waq Book Room』です。
今週の営業もおしまい。
お店を始める前よりも、サザエさん症候群が悪化したように思う店主です。お店番のため、サザエさんはTwitterの実況によるエア視聴しかできなくなりましたが。
さて、まずは大事なお知らせ……来週の営業日の変更です。
もともと通常営業予定だった14日(金)ですが、都合によりお休みさせていただくことになりました。直前の変更で申し訳ございません。
また、15日(土)は14時から22時の通常営業。そして、16日(日)は、以前からホームページでお伝えしていたとおり、早めの19時閉店となります。ご注意ください。
金曜の営業に関しては、店主(兼業仕事人)が金曜日の午前中にお世話になっている仕事先の、人手不足が深刻で。来週は午後からもお手伝いすることになった次第です。短期ヘルプの私にも、とてもよくしてくださる職場のため、こちらも力になりたくて……。開店したばかりのお店の営業を減らしてしまうことも辛いのですが、お店は緩く長く続けて行きたいとの考えから、今回はこちらの仕事を優先することにしました。本業があったからこそ、ワークブックルームが開店できたわけでもありますし。
上記のような事情で、12月以降も、金曜日の営業は不定期となるかもしれません。また正式に決定次第お知らせします。
それから、本日新入荷した作品が3本あります。
- 作者: 松井信介
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/04/30
- メディア: コミック
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結婚しないと思ってた オタクがDQNな恋をした! (チャンピオンREDコミックス)
- 作者: カラスヤサトシ
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2012/01/20
- メディア: コミック
- 購入: 3人 クリック: 475回
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- 作者: 斎藤けん
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2014/06/05
- メディア: コミック
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松井信介先生のマンガが、個人的なツボをついてくる感じだったので、次回作が楽しみです。石黒正数作品好きな方なんかにオススメしたい。
あと、斎藤けん先生については、いずれ熱く語りたいです。雑誌・LaLaから離れている間に、AneLaLaなんて雑誌が出ていたとは……。
というわけで、語りたいことは尽きませんが、今後も、店主の読了待ちなどで待機中の作品がいくつかありますのでお楽しみに。
なお、新刊については、発売日から当店に入荷するまで、最低2週間〜1ヶ月は間隔をあけたい、という考えでおりますので、早く読みたい作品がある人は、うちに来るよりも、まず本屋さんに行こう!(販促)
それではまた来週〜。